• "渡具知"(/)
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  1. 名護市議会 2021-09-02
    09月14日-08号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和3年第204回名護市定例会              第204回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和3年9月2日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和3年9月14日 火曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和3年9月14日 火曜日 午後2時20分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       4番 吉居 俊平  5番 川野 純治 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長     比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長   平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長     荻 堂 盛 邦    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長   玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長   佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事    祖 慶 実 季              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長     岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長     屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長     宮 城  建     庶務係主査    金 城  浩  議事係      島 袋 ちえり    庶務係      久 高 志 津 議事係      岸 本 健 伸    議事係      上 地  健  会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。比嘉拓也議員、一般質問を許します。 ◆比嘉拓也議員 皆さん、おはようございます。ただいま大城秀樹議長から許しがありましたので、議席番号17番、礎之会、比嘉拓也、一般質問を行います。まず新型コロナウイルスの感染者がなかなか減らない状況でありますが、私たちは3密を避け、不要不急の外出をしない。マスク着用、手洗い、うがいとウイルス感染防止対策を行うことが医療関係従事者新型コロナウイルスの対策に携わっている方々の負担軽減につながると思います。ここは私たち一人一人、国民が一丸となってコロナ対策に努めていきましょう。コロナ禍の影響もあり、各業界はマンパワーの不足で厳しい経営状況が続く中、保育所も綱渡り状態の運営状況との訴えがありました。一方では仕事がなくなり困っている方もおられます。新型コロナは私たちの生活の至るところに影響を及ぼしております。また、環境面では線状降水帯による大雨被害、ごみ問題、有機フッ素化合物、人口爆発、人口過多による自然破壊などいろいろ。また外国のニュースは9.11アメリカ同時多発テロから20年が経過し、アフガニスタンではタリバンの急進撃で多民族国家アフガニスタンのほぼ全土を実質支配し、暫定政権樹立に取り組んでおりますが、不安定な状況、混乱が続くと予想されております。このような社会情勢の中、今回の私の一般質問は市民・県民が分かっているようで、分かっていないこと。事実、現実的ではない感情論が割と多い世間話、ちまたの話題を若干取り入れて質問を行います。とはいえ議会での議員の質問は市民の声を代弁するものであり、質問に対する答弁は法令に沿った間違いのない答弁であり、正しい答弁であると理解します。それでは通告に従い、質問の事項1 米軍基地問題について。第200回定例会に続いての質問となりますが、米軍基地問題と我が国の防衛を切り離して考えてしまうと新たな問題を引き起こす可能性があると考えております。政治・行政において、現行の事業や当局提出議案に反対する場合、通常は対案を持って行うものであり、議会は住民を代表して重要な事件を審議し、決定し、行政を批判、監視する機関である。したがって、理由があれば批判、攻撃も、また、問題についての追及もいかに鋭くてもよいとされます。しかし、批判、攻撃そのものが目的ではなく、あくまでも行政を合理的、効率的に行わせることが目的であり、批判や攻撃は必ずこれに代わるべき具体案を持たなければならない。これは議員必携を参考にしたものであります。私の周りにも米軍普天間飛行場移設に反対の意見、生物多様性に富む大浦湾の埋立てに反対する市民は多くおられます。その方々の思いにどこまで応えられるか、私自身、沖縄の魅力は豊かな自然であり、それを無駄に潰してはならない。可能な限り守っていかなければならないと思っております。しかし、私たちの周りでは開発行為が常に行われているのが現状であり、住宅建設、道路、公園整備、給排水施設、ゴルフ場コース、墓園、防災上の措置等々、私たちの生活をより快適で安全なものにするための開発行為は止むことはありません。特例ということもありますが、開発、自然保護、いずれにせよ私たちができること、できないことを確認し、改めて市民・県民に知らせたいという思いであります。私たちの名護市において、米軍基地は避けられない課題であると認識しております。国、県、市、それぞれの権限の範囲に違いがあります。そこで要旨の(1)普天間飛行場代替施設について現在、辺野古で埋立工事が進められております。これまで幾つかの工法案がありましたが、その変遷の経緯について伺います。要旨の(2)沖縄県知事や名護市長の権限で普天間飛行場の移設計画を阻止することができるのか伺います。要旨の(3)辺野古ダムの洪水吐付替えについて伺います。事項の2 河川・水路の整備及び維持管理について。要旨の(1)我部祖河川の河川整備の進捗状況について伺います。要旨の(2)河川管理道路の舗装整備について伺います。河川管理道路は河川沿いにあり日常生活において便利な道路でもあります。通常は未舗装ですが、舗装整備することは可能か伺います。要旨の(3)喜知留川河川整備の進捗状況と渡名喜橋の架け替え計画について伺います。要旨の(4)水路のしゅんせつ及び機能拡充について伺います。要旨の(5)橋がない場所へ新たな橋を架けることは可能なのか伺います。事項の3 環境問題について。6月29日未明に次々に発生した積乱雲が線状に連なった線状降水帯が発生し、非常に激しい雨をもたらしました。7月26日には沖縄本島北部、西表島、奄美大島、徳之島が世界遺産登録に決定。近年では持続可能な開発目標SDGs、2030年までに達成すべき17の目標。環境問題もいろいろあります。この主な環境問題の原因は人間の活動でありますが、そこで要旨の(1)名護市内における不法投棄の状況と不法投棄されたごみの処理について伺います。それから要旨の(2)タイワンハブ、マングース等外来種の駆除について伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。当局の答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 おはようございます。質問の事項1について答弁いたします。まず要旨(1)につきまして、普天間飛行場代替施設は、平成8年の日米安全保障協議委員会(2+2)で海上施設案を追求するとしたSACO最終報告が承認されております。平成17年の日米安全保障協議委員会では、普天間飛行場の移設先をキャンプ・シュワーブとし、キャンプ・シュワーブの海岸線の区域とこれに近接する大浦湾の水域を結ぶL字型に普天間飛行場代替施設を設置することを発表しております。平成18年の日米安全保障協議委員会では、普天間飛行場代替施設を辺野古崎とこれに隣接する大浦湾と辺野古湾の水域を結ぶ形で設置し、V字型に配置される2本の滑走路はそれぞれ1,600メートルの長さを有し、2つの100メートルのオーバーランを有すること、また、各滑走路のある部分の施設の長さは護岸を除いて1,800メートルとなることが発表されております。平成23年の日米安全保障協議委員会では、普天間飛行場代替施設は、水面の埋立てを主要な工法として、V字型に配置される2本の滑走路を有するものとすることが発表されております。次に要旨(2)について答弁いたします。知事の承認を得て行われている埋立工事については、市長の権限が及ぶものではないと理解をしております。知事は、事由があれば承認を取り消すことが可能と認識しておりますが、国との間で訴訟にまで発展した状況となっております。次に要旨(3)について答弁いたします。洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事は、辺野古ダムからオーバーフローする水の流下方向を変更するためのものと承知をしております。沖縄防衛局が洪水吐の付替工事を計画している場所は、辺野古ダムの一部ではありますが、市所有に属するもの、ないしそれに附属する工作物等ではないため、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第1号から第4号までの適用はないと判断をしております。また、辺野古ダムの水量、水質が維持される場合においては、辺野古ダム内の法定外公共物の構造や機能に支障を及ぼさないこと。また、辺野古浄水場東側法定外公共物は、沖縄防衛局が行う工事にかかわらず現在の構造や機能は変わりなく引き続き維持されることから、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第5号の適用はないと判断をしております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 おはようございます。私のほうからは質問事項2、要旨(1)から(5)についてお答えいたします。まず要旨(1)について、我部祖河川の河川整備を実施している沖縄県北部土木事務所に進捗状況を確認いたしましたところ、整備計画延長3,370メートルのうち、令和3年7月末時点で整備延長ベースで約82%となります延長約2,750メートルの護岸整備が完了しており、今後は、国道58号の山田橋から上流側の護岸整備を進めていく計画であるとの回答がございました。現在、実施中の河川整備事業は、流下能力が低下している上流側を優先して整備しており、下流側の整備につきましては、定期的にパトロール等を実施しており、状況に応じて対応を検討していくと伺っております。次に要旨(2)についてお答えいたします。河川管理用道路は、日常の河川巡視、洪水時の水防活動、災害時の河川構造物の点検・災害復旧などを行うために必要とされており、道路幅員は原則3メートル以上と規定されております。議員ご質問にあります河川管理用道路の舗装整備についてでございますが、河川管理用道路は、一般交通として利用していないことが多く、また維持管理作業時の重機車両による作業等もあり、砕石敷きの道路としております。現在、名護市で事業実施中の喜知留川河川整備事業におきましても、幅員3メートルの砕石敷きの道路計画となっております。その他の市道、市管理河川につきましても、一部、市道や里道と兼用し、一般交通として利用されている区間や橋梁(きょうりょう)付近で他の道路と接続する部分のすり付け区間としてアスファルト舗装を施工している箇所もございます。管理用道路の多くが砕石敷きの道路となっているのが現状であります。市といたしましては、河川管理用道路としての機能は確保されていることから、現在、アスファルト舗装整備を実施する計画はございませんが、今後、その必要性や利用状況に応じて対応を検討していきたいと考えております。次に要旨(3)についてお答えいたします。名護市が管理する普通河川の喜知留川は、沖縄振興特別推進交付金、一括交付金を活用し、平成29年度から河川整備事業を開始しており、平成29年度は喜知留川全体の河川整備基本計画の策定、平成30年度には渡名喜橋から上流側の深田橋までの延長約240メートル区間の河川整備の実施設計、令和元年度におきましては渡名喜橋の架け替え工事の実施設計及び用地測量を完了し、令和2年度は用地買収及び物件補償を実施しております。今年度からは河川護岸工事に着手し、現在、渡名喜橋付近の深田川との合流部から上流へ右岸側、延長約58メートルの工事を実施しており、次年度以降も順次護岸工事を実施していく予定となっております。なお、喜知留川の下流である我部祖河川との合流部分から渡名喜橋までの河川整備につきましては、左岸側約250メートル、右岸側約126メートルの整備を沖縄県が実施することになっており、沖縄県へ今後の事業スケジュールを確認いたしましたところ、現在、用地買収を進めており、用地買収が完了し次第、護岸整備工事に着手する予定であると伺っております。次に名護市が整備を行います渡名喜橋の架け替え計画についてでございますが、令和5年度に橋梁下部工、令和6年度には橋梁上部工の工事を予定しており、橋梁前後の取付道路整備を含め、喜知留川河川整備事業は、令和7年度に事業を完了する計画となっております。次に要旨(4)についてお答えします。議員ご指摘の市道伊差川8号線から深田川に流れる水路につきましては、梅雨入り前や台風前に水路の状況を確認しながらしゅんせつや草木の撤去などを実施してきた箇所でございます。当該箇所は、排水の流末となる深田川や喜知留川の増水時に道路冠水や浸水被害が見られたことから、対策として令和2年度に一部、素掘り排水からU型側溝への改良を約120メートル実施しております。また、今年度におきましても、残り1か所の素掘り排水路を、地方改善施設整備事業を活用し、U型側溝約160メートルの側溝整備を計画しております。なお、当該地域の道路冠水や浸水被害が軽減できるよう、現在事業中の喜知留川の整備と合わせ、河川や水路の機能拡充を実施していきたいと考えております。次に要旨(5)についてお答えいたします。名護市が管理する河川等に事業者や個人が新たに橋を架ける場合、県の場合におきましては、県の2級河川については河川占用許可申請、市が管理する普通河川や水路につきましては法定外公共物占用許可申請が必要であり、占用の許可後に申請者の負担により橋を架けることが可能となっております。なお、申請の際には、橋の規模や形式、施工方法、構造計算書などの必要書類を提出していただき、管理者において河川施設等の構造や通水断面の阻害など河川や水路の機能に支障がないことや橋の安全性などの確認を行い、占用物の管理について諸条件を付して申請者へ許可を行っているところであります。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 では私のほうからは質問の事項3、要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず要旨(1)についてお答えいたします。名護市における不法投棄の現状といたしましては、環境対策課に通報があり対応した件数としまして、令和元年度は36件、令和2年度は148件、今年度は7月末時点で31件となっております。不法投棄につきましては、ふだん人目につかない場所から住宅地域まで市内全域で行われているのが現状です。ごみの種類としましては、ペットボトルやビニール類、空き瓶といった生活ごみから、リサイクル家電や小型家電、タイヤなど多種にわたっております。不法投棄されたごみの処理についてですが、市において不法投棄の現場を確認する際に、投棄されたごみの中に原因者を特定する情報があるか確認いたします。原因者を特定する情報がある場合には、直接訪問し、状況確認を行います。確認の結果、原因者が特定できた場合には、現場の片づけ、ごみの分別を原因者にしてもらい、処理を行っております。原因者が特定できない場合は、投棄された現場の地権者や管理者において対応するようお願いしております。この場合には、地権者にてごみを分別していただき、その後、市で回収し処理いたします。不法投棄ごみの分別についてですが、ごみが汚れていることが多くリサイクルすることが難しい物が多くあることから、簡素化した6分別を行うようお願いしております。分別の6種類については①燃やしていいごみ、②プラスチック・ビニールごみ、③金属ごみ、④瓶・ガラスごみ、⑤家庭製品ごみ、⑥燃えないごみとなっております。当該分別方法について、不法投棄があった場合には分別を行う必要がある方に対して説明、案内するため、パンフレットを用意しております。不法投棄されるごみの中には、タイヤやリサイクル家電など、市において処理が困難なごみがある場合もございます。タイヤなどの場合は、直接、処理ができる業者へ持ち込むようお願いしております。また、リサイクル家電については、国に支払うリサイクル券を購入していただいた後、市で回収を行っております。また、道路や公園、海岸といった公共の場所における不法投棄ごみの片づけをボランティア清掃で行う場合もあるかと存じます。ボランティア清掃をしていただく場合も、先ほど説明したように簡素化した6分別でお願いしております。ボランティア清掃についてもごみ分別に関するパンフレットを作成しており、ボランティア袋を交付する際に配布しております。ボランティア清掃の際に発見されたタイヤやリサイクル家電など市で処理が困難なごみにつきましては、まず環境対策課に通報していただき、こちらから道路、公園、海岸等の管理者に連絡し、土地管理者にて処理をするよう調整し対応しております。不法投棄の防止対策として、本市では、週に1回から2回程度、河川沿いをはじめ、これまでに不法投棄された現場を中心にパトロールを実施しています。また、年3回は、羽地大川ダム周辺の林道や農道、市道を中心にパトロールを実施しております。通報やパトロールにより確認した場合、地権者や管理者に報告し対応を促すとともに、注意喚起のための看板の設置を行い対応しているところであります。不法投棄につきましては、何よりもまず一人一人がごみを不法投棄しないことが重要であることから、毎年、不法投棄に関する記事を市民のひろばに掲載し、不法投棄の未然防止に関わる周知を図っております。今後も、不法投棄を減少、撲滅できるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。外来種の駆除につきましては、その外来種の生息域や生息数に応じて展開されます。狭い生息域に少数の生息数であれば集中的な掃討作戦を実施すれば根絶できるものと考えますが、広い生息域に多数の生息数となると、大規模な掃討作戦を広範囲で長期間にわたり実施する必要があります。本市では、咬傷被害防止の観点からタイワンハブを含むハブ類を駆除しておりますが、人が訪れない山林などでは捕獲を実施していないため、環境的な観点での駆除は十分とは言えません。捕獲数からすると、本市にはタイワンハブがかなり広い範囲で、かなりの数が生息していると予想されます。その駆除を考えると、長期間にわたり多大な労力と多額の費用をかける必要があります。市単独では困難であると考えております。また、マングースにつきましても、沖縄県へ移入されて100年以上が経過しており、市内においても屋我地島以外では一般的に見られる状況にあることから、タイワンハブ以上に市内全域における駆除は困難であると考えております。ただし、マングースが流入していない屋我地島につきましては、市単独でも環境的な観点からの駆除または防除が可能であるため、市は今年度環境省の補助を活用し、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づく防除実施計画を策定する予定です。今後は、環境省や沖縄県、地域の区長さんと話合いを進めながら、屋我地島でマングースの生息調査を実施し、万が一、侵入したマングースが見つかった場合は早急に駆除し、見つからなかった場合でもその防除方法や防除体制を確立させたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 ご答弁ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。米軍基地問題についてでありますが、これまで普天間飛行場代替施設にどのような案があったのか再度お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 最初に政府が提示したのは、1997年の海上ヘリポート案と承知をしております。ヘリポート案に対し、当時の稲嶺惠一沖縄県知事と岸本建男名護市長が軍民共用、15年使用期限などの条件を提示し、その後、代替施設協議会で協議が進められ、平成14年に滑走路は1本で、代替施設は辺野古集落の中心から滑走路中心線までの最短距離が約2.2キロメートルの場所に建設することなどの計画について基本合意がされております。その後、平成17年の日米安全保障協議委員会で沿岸案が合意されたことについて、当時の県知事と市長が反対をしましたが、最終的には集落上空の飛行ルートを回避する沿岸V字型滑走路案で基本合意され、現状に至るものと承知をしております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 それから過去の議会の議事録ではバリエーションの範囲内で協議をするということが確認できますが、どのような経緯で協議がなされたのかお尋ねいたします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 普天間飛行場代替施設建設事業につきましては、平成11年の名護市における移設受入表明以降、政府方針が閣議決定され、閣議決定に基づき国、県、名護市を含む地方公共団体で構成する代替施設協議会において基本計画が決定されております。その後、平成17年の日米安全保障協議委員会において、沿岸案が合意されております。市は政府が示した沿岸案には反対ではありましたが、久辺三区をはじめ関係機関、団体等の意見を踏まえ、政府と協議に応じることとし、協議を進めております。久辺三区関係機関団体等の意向を総合的に判断し、平成18年に防衛庁が提案をした集落上空の飛行ルートを回避する沿岸V字型滑走路案に合意したという経緯があると承知をしております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 沖縄防衛局が沖縄県に提出している公有水面埋立変更承認申請についてでありますが、去る12月議会において市長意見が否決されております。当局は変更承認申請書のうち、用途の変更について意見を提出しましたが、用途の変更以外の部分に対する意見も提出する必要があったのか伺います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事
    祖慶実季総務部参事 公有水面埋立法では埋立地の用途の変更の許可に関して法第3条第1項で定める市長意見聴取の手続を準用すると定めていることから、埋立地の用途の変更のみについて市長意見を作成し、12月定例会に上程をさせていただいたところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 この件につきまして、市当局の公有水面埋立法の解釈は正しかったのか、確認いたします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 市の解釈は正しかったものと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 米軍基地問題につきましては、これまでいろいろと、25年前からずっと名護市の大きな課題としていろいろと議会でも取り上げてこられております。まず1996年、平成8年ですが、25年前に県民投票で89%が米軍基地整理縮小に賛成をしております。移設問題の動向年表がインターネットで見ることができます。それを参考にしておりますが、その後、1997年、平成9年ですが、比嘉市長が海上ヘリ基地受入を表明し辞職しております。そして、翌年1998年2月8日には名護市長選で比嘉市長の後継候補であった岸本建男氏が初当選をし、さらに1999年、平成11年、岸本建男市長が7項目の条件付きで移設受入を表明しております。さらに2002年、尾身沖縄・北方担当相、中谷防衛庁長官、岸本市長などが「普天間飛行場代替施設の使用協定に係る基本合意書」に合意をしております。さらには2006年、先ほどありました2月4日にバリエーションということで浅瀬案などの件が話し合われております。それから2009年、平成21年の12月15日、鳩山首相が辺野古移設以外の案を本格検討すると表明をし、しかしながら翌年5月4日に鳩山首相が来県しまして、それの撤回を表明しております。これにつきましては、過去の新聞記事の一部を読み上げますが、鳩山首相は平成22年5月4日、沖縄問題で「学べば学ぶほど(日米同盟が)抑止力を維持していることが分かった」と語り、県外移設を断念し、従来どおり、辺野古への移設を進める考えを伝えたと。これは大変大きな問題であったと思っております。一国の総理が発した言葉であるので、大変重要な発言であったと思います。これによって沖縄県はさらに混乱をしていったものと思っております。それが私たち名護市にも大きな影響を与え、現在に及んでいるものと思います。同じ新聞記事でありますが、その後、比嘉元市長もそこでインタビューを行っているようであります。そのときの比嘉元市長が「当事者ではない私がいろいろ言うべきではない。ただ一つだけ言えるのは、あのときの決断は決して間違っていなかったということであります。」と述べております。そういう国、県、それから市の立場というものがあるかと思いますが、そのとき大変な重圧を感じていただろうと思います。苦渋の選択の結論を述べているものだと思っております。今後もこの基地問題につきましては、私たち名護市はそれを背負っていくのかなと思っております。絡んだ糸を少しでもほぐしてよい結果が得られればと思っておりますが、なかなか厳しい道のりが待っているのかなと思っております。次に、河川水路の件についてであります。管理道路の舗装整備については、先ほど部長から答弁がありましたけれども、この件につきましては私が沖縄県の北部土木事務所を訪ねた際に、県の土木事務所のほうから我部祖河川の整備に関して地域の要望があり管理道路の一部を舗装しましたというお話がありましたので、そういう地域の要望があれば舗装整備ができるのかなと感じたものですから、ここで質問をさせていただきました。それから喜知留川の整備の進捗状況と渡名喜橋の架け替えについてであります。現在、喜知留川の整備工事が行われております。それと同時に渡名喜橋の架け替え計画について、喜知留川周辺、渡名喜橋の周辺ではこれまでも浸水が毎年のようにありました。そして、ここは工事をする際には粘土質なので、重機で掘削しますと周りの土がどんどん寄ってくるというような地質であります。そこで、周辺の地権者の皆さんの意見をしっかり聞きながら調整をして工事を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 議員ご説明のとおり、その地域は物すごく軟弱な地盤であります。こちらとしても丁寧に地権者に説明しながら事業を慎重に行って、進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 河川の整備、道路の整備などについては、当然整備の基準はあるかと思います。しかし、そこで生活をしている皆さんが日頃感じていることをしっかり聞いて整備に生かしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に環境問題についてであります。これにつきましては、タイワンハブ、マングース、この両方ともが特定外来生物ということです。どんどん繁殖している状況にあります。しかしながら、沖縄県の北部、やんばるの一部地域、国頭村、大宜味村、東村のほうが自然遺産に登録されました。そこで、やはりこれまでに希少な動物がマングースの被害に遭っている。それから最近の新聞では飛ぶ鳥さえもマングースは襲って捕食するというようなことがありました。三村に関しては今、力を入れて駆除、防除を行っているということでありますが、名護市以南での対策をしないとまた北上してくる可能性があります。そこで名護市単独で厳しければ、これは国、県にも相談をして駆除、防除を強化できないものか、再度お尋ねします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 国頭村、大宜味村、東村において、国、県のほうで進めている防除事業、これを南下できないかというご質問でありますが、本市も国頭村、大宜味村、東村において実施されている沖縄島北部地域マングース防除事業が拡大され、屋我地島以外の地域で本市が駆除を実施できない環境省と沖縄県が駆除を実施していたことに期待を寄せております。今後はその実現に向けて環境省や沖縄県へ積極的に働きかけてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 次に不法投棄に関連してなんですが、効果的な対策はないのかということで、9月11日の沖縄タイムスに「ごみ捨て防止 笑って効果 美里自治会が看板設置」ということで記事がありました。標語を募集してそれを立て看板に生かしていくというようなこともいいのではないかなと思われます。そこのところも検討して、ごみ問題の対策をやっていただきたいなと思いますが、これは私の意見・要望でありますので答弁はよろしいです。以上、私の一般質問としますが、そこで最後に余談として、国、県、市町村の権限のお話をしましたけれども、沖縄県知事、玉城デニー知事のことなんですが、ここにおられる皆さんはご存じかと思います。実はデニーというのは本名ではなく通称登録されたお名前であって、本名は玉城康裕であるということです。これはちまたの話ではデニーが本名だと思っている方がたくさんいらっしゃる。しかし、私たちの県を代表する知事ですので、県民が本名を知らないというのはそれはよくないだろうということで、ちまたのお話としてここであえて紹介をしますけれども、今後とも国、県、市といろいろと立場は違えども、名護市における難題、課題を解決できればと思っております。以上を申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 比嘉拓也議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前10時47分)                              再 開(午前10時58分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮里尚議員の一般質問を許します。 ◆宮里尚議員 こんにちは。議長の許可を得ましたので、議席番号10番、宮里尚、一般質問を行いたいと思います。その前にちょっと休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時59分) (字句の削除あり)                              再 開(午前11時0分) ○大城秀樹議長 再開します。宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それでは通告にしたがって、一般質問を行います。質問の事項1 環境行政について。要旨(1)先般、国頭村の山林や屋我地の字饒平名区への不法投棄のマスコミ報道がありましたが、本市管轄地の主な不法投棄状況についてお伺いします。要旨(2)一般廃棄物収集運搬業・処理業の許可件数と許可条件についてお伺いします。要旨(3)市クリーン推進員の活動状況についてお伺いします。要旨(4)名護市における乾電池や家電、古紙、ペットボトル等の処理状況についてお伺いします。要旨(5)新設廃棄物処理施設の進捗状況についてお伺いします。質問の事項2 教育行政について。要旨(1)各学校への学習指導支援員と特別支援教育支援員の配置状況はどうなっているのか。また、各学校から増員の要望があることについてお伺いします。質問の事項3 公園整備について。要旨(1)21世紀の森公園整備計画(千眼寺周辺)の進捗状況についてお伺いします。質問の事項4 照明灯設置について。要旨(1)港区の昭和原護岸エプロンへの照明灯新設の進捗状況についてお伺いします。質問の事項5 港川雑木伐採について。要旨(1)国道58号の昭和橋から港川河口に向かって両側護岸の捨石マウンドの雑木伐採についてお伺いします。質問の事項6 農業行政について。要旨(1)天仁屋地区かんがい用水施設整備事業の進捗状況についてお伺います。以上を一次質問とし、二次質問については自席のほうで行いますので、よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは事項1、要旨(1)から(5)についてお答えいたします。まず要旨(1)についてお答えいたします。名護市における不法投棄の現状としましては、環境対策課に通報があり対応した件数としまして、令和元年度は36件、令和2年度は148件、今年度は7月末時点で31件となっております。不法投棄につきましては、ふだん人目につかない場所から住宅地域まで市内全域で行われているのが現状です。ごみの種類としましては、ペットボトルやビニール類、空き瓶といった生活ごみから、リサイクル家電や小型家電、タイヤなど多種にわたっております。要旨(2)についてお答えいたします。一般廃棄物のうち事業所等からのごみ収集に係る収集運搬業については、名護市では19社を許可しております。また、一般廃棄物の処分業としましては5社を許可しております。一般廃棄物収集運搬業や処理業の許可基準については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条に規定されている条件に加え、1.地域住民から要望及び苦情がある場合は早急に対処・改善し、住民に迷惑のかからないようにすること。2.一般廃棄物の収集・運搬に当たっては一般廃棄物が飛散・流出しないようにすること及び悪臭が漏れることがないような運搬車両、運搬容器、その他の施設・設備を整備すること。3.先述の1、2に違反した場合、このために許可の取消しまたは期間を定められて業務を停止されること。4.名護市廃棄物の減量化の推進及び適正処理に関する条例、施行規則に基づいて、有料ごみ及び混合ごみは、指定ごみ袋で排出されたごみだけを収集することを条件として許可をしております。要旨(3)についてお答えします。名護市環境クリーン推進員は名護市廃棄物の減量化の推進及び適正処理に関する条例第8条の規定に基づき設置し、市と連携して地域における一般廃棄物の適正排出及び減量化対策を推進し、廃棄物の散乱防止に努め、生活環境の保全を図ることを目的としております。本市では、現在、48名の市民を名護市環境クリーン推進員として委嘱しております。推進員の活動についてはボランティアで行っていただいており、内容としましては、(1)地域住民に対して、ごみ分別、排出方法についての周知、助言することで分別方法の徹底や排出マナーの向上を図る。(2)単身・アパート住人へ働きかけることで、地域の皆様で助け合いサポートできる環境づくりを行う。(3)地域における集積所に関する情報提供、適正管理を推進する。(4)ボランティア清掃などの地域清掃の企画・実施。(5)勉強会、意見交換会、講習会への参加。(6)不法投棄されやすい場所の見回り、情報提供など、不法投棄されない環境づくりへの協力。(7)違法な不用品回収業者に対する対応として、違法収集業者のチラシや巡回している車両を見かけたときは、可能な限り回収業者の情報を名護市環境対策課へ通報することを無理のない範囲で行うことをお願いしております。名護市環境クリーン推進員の活動状況については、例年であれば勉強会や意見交換会を行っておりますが、令和2年9月に委嘱した第4期の推進員につきましては、コロナ禍であることから勉強会や意見交換会が実施できていない状況であります。要旨(4)についてお答えいたします。名護市におけるごみ処理状況としまして、乾電池や蛍光管については、有害ごみとして収集し、処理業者へ処理委託し再資源化しております。小型家電製品は、小型家電リサイクル法の認定事業者として国の認定を受けている事業者へ処理委託し、金属等として再資源化しております。古紙類や古着は、処理業者へ引き渡し、それぞれ再商品化、再利用されております。ペットボトルやプラスチック製容器包装は、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会へ引き渡し、再商品化されております。空き缶は処理業者へ売却し、金属として再資源化し、空き瓶・ガラス類は、処理業者へ委託し、再商品化されております。家庭用金属類は、処理業者へ売却し、金属として再資源化しております。食用油は処理業者へ売却し、バイオマス発電や燃料として再利用されております。最後に要旨(5)についてお答えいたします。新設廃棄物処理施設整備事業につきましては、新たな廃棄物処理施設整備に向けて、平成21年度に建設適地選定調査、平成22年度にシステム選定基礎調査、平成23年度に環境審議会における処理システム選定、平成24年度から平成25年度に一般廃棄物処理施設整備基本計画の策定並びに建設候補地選定などの作業を行い、ごみ処理方式を決定しております。特に建設候補地の選定につきましては、複数の候補地への説明会や視察研修を重ね、平成27年5月に建設候補地を安和区に選定しております。それ以降、安和区に対しては引き続き説明会を重ねて、平成28年4月に建設同意をいただき、平成30年1月に基本合意書を締結しております。安和区の建設同意を得た後、平成28年度から基本設計業務、環境影響評価業務等を段階的に実施してきております。環境影響評価業務につきましては、沖縄県環境影響評価条例に基づき行われる事業で、4段階の手続を約5年かけて実施しております。令和元年度は環境影響評価業務の現地調査、ごみ処理システム再構築調査・循環利用推進計画策定業務を行い、令和2年度は造成工事実施設計、発注支援業務、用地鑑定業務及び環境影響評価業務の3段階目となる準備書作成を行いました。今年度は準備書の縦覧を5月に終え、10月頃に出る知事意見を踏まえ、4段階目の評価書の作成を進めていく予定となっております。その後、環境影響評価業務完了後、造成工事及び本体工事の実施設計並びに建設工事に着手し、令和5年度の完成を目標に整備計画を進めているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問の事項2、要旨(1)についてお答えします。学習指導支援者につきましては、児童生徒の学力向上のために授業に当たる教師と連携を図りながら児童生徒の支援を行います。具体的には、学級における授業補助や放課後・長期休暇中の補習指導を行い、数学・算数・国語を中心にICT活用支援にも関わります。また、担任の補助として、教材・教具の作成など授業の準備に係るものにも従事しております。市内19校全てに1人ずつ配置枠があり、2人の欠員がありましたが、今週中に2人の配置を予定しているところでございます。次に、特別支援教育支援者につきましては、配慮を要する児童生徒が安全に学校生活を送れるよう、教師と連携を図りながら児童生徒の支援を行います。配慮を要する児童生徒の学校生活や学習活動の困難に対して必要な支援や、教室移動や学校行事における支援などに従事します。各学校の児童生徒の状況等を勘案して配置を行っており、小学校26人、中学校11人、計37人の配置枠があり、全て配置済みとなっております。各支援者は、担任などの教員と連携を図りながら、学力向上や困り感のある児童生徒への支援など、学級・学校経営に欠かせない役割となっており、各学校とも配置または増員の要望がございます。一方、学校には、学習指導支援者と特別支援教育支援者のほかに生徒指導支援者、日本人英語教師、小中学校英語支援者などが配置されており、また、適応指導教室あけみお学級にも支援者が配置されております。教育委員会といたしましては、各学校の要望にも耳を傾けながら、各学校の実情に合わせて各種支援員の適切な配置に努めてまいります。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問の事項3、要旨(1)についてお答えいたします。21世紀の森公園の整備につきましては、令和元年度に新球場の整備が完了したことから、令和2年度以降、千眼寺周辺の用地取得と物件補償について重点的に予算を配分し事業を進めております。令和2年度の実績といたしましては、用地6筆を取得し、また墓5基の補償を行っております。令和3年度につきましても、用地5筆、墓5基の補償に向けていま取り組んでいる状況であります。これまでに用地が全体で39筆中23筆が取得済みで、残りは16筆。物件補償につきましては、全体で41件中19件が完了し、残り22件となっております。現在の執行率は、用地取得が58%、物件補償が46%となっております。なお、千眼寺周辺には、所有者不明の墓が6基ほどございますが、これらの所有者を探索するために、これまでに看板の設置等により所有者に関する情報提供を求めております。また、令和3年3月号の市民のひろばにも墓の情報提供を呼びかける記事を掲載しており、この記事を見た市民より2件の情報提供がございましたので、今後、この情報を頼りに墓の所有者の特定を進めているところでございます。所有者不明の墓と併せまして、千眼寺周辺には相続が発生している土地があり、その中には相続人が多数に及び難航している案件もございますが、地権者の協力をいただきながら事業の進捗に向けて早急に取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 私のほうからは質問事項4、要旨(1)についてお答えいたします。港区昭和原護岸から連続しております市民会館側の護岸エプロンは、日頃から多くの市民が散策などで利用されているのを確認しております。市民の安心安全を確保する観点から、新たに照明灯を増設する予定でございます。また、防犯上及び環境衛生上の面から護岸に隣接しております緑地帯の樹木の伐採及び剪定(せんてい)も併せて行う予定でございます。来年3月に全日本花いっぱい大会、10月に国民文化祭などの全国的なイベントも控えており、市民会館が主会場となっておりますので、来月10月より実施していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは質問の事項5、要旨(1)についてお答えいたします。議員ご質問の港区公民館付近に係る国道58号昭和橋から海に向かって設置されている両側の護岸につきまして、左岸側は名護漁港の漁港施設となっており、右岸については、名護漁港海岸保全区域内の護岸と位置付けられ、両側とも沖縄県管理の施設に位置付けられていると認識しております。ご質問の捨石マウンドの雑木伐採について、港区区長へ確認したところ、台風などの高潮時に海域などから漂流してくるごみが樹木によりたまるため、伐採してほしいという要望を確認しております。管理者である沖縄県に対し、今後伐採などの要望をしていきたいと考えております。次に質問の事項6、要旨(1)についてお答えいたします。天仁屋地区かんがい用水水源調査検討業務は、将来的にかんがい用水施設の整備を行うことにより高収益作物への転換や現在栽培している作物の増収、就農人口増や担い手の確保などにつなげ、「魅力ある農業」を目指すため、複合的に用水確保をするための調査検討業務であり、令和2年3月5日に委託業務契約をし、令和2年3月6日から令和3年9月30日までの業務期間で履行中でございます。主な業務内容として「水源候補地点検討業務」、「地質調査業務」、「かんがい用水水源検討業務」を実施しております。水源候補地点検討業務と地質調査業務の調査業務において当該地区の地形、地質、水文、水利用施設、土地利用状況等に関する資料を収集し、調査対象の地下水の概要、問題点などを把握した後、現地踏査を実施しました。この結果を基に新規水源候補地点を概略選定し、地下に電気を流し、地盤の電気抵抗を測定することで地盤の地質や亀裂分布、地下水の状況を調査する高密度電気探査により新規水源候補地点であるボーリング地点を選定し、揚水試験、水質検査を行いました。またこの調査業務と並行し、かんがい用水水源検討業務内にて営農実態調査と今後の営農意向についてアンケート調査を実施し、必要用水量の算定を行ってまいります。現在は、地下水調査及び必要用水量等から、本地区における農業用水施設の概略整備構想を検討しており、本業務の取りまとめ作業を行っている状況でございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございました。順次、二次質問をさせていただきます。はじめに廃棄物処理法の第16条、投棄の禁止には「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」とありますが、名護市でも林道、市道、谷間などへの不法投棄が後を絶たないと思いますが、これまでにどのような不法投棄の現場検証やパトロールを実施してきたのか。また、不法投棄の過去5年間の回収状況とその防止対策についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 不法投棄に係る過去5年間の回収状況としましては、平成28年度は23件、平成29年度は21件、平成30年度は14件、令和元年度は20件、令和2年度は23件となっております。この回収件数につきましては、名護市が回収した件数となっております。それ以外にも原因者や土地の管理者が自ら処理する場合がございます。不法投棄防止対策としましては、週に1回から2回程度、河川沿いをはじめ、これまでに不法投棄された現場を中心にパトロールを実施しています。また、年3回は羽地大川ダム周辺の林道や農道、市道を中心にパトロールを実施しております。通報やパトロールにより確認した場合、地権者や管理者に報告し、対応を促すとともに注意喚起のための看板設置を行い、対応しているところでございます。また、毎年不法投棄に関する記事を市民のひろばに掲載し、不法投棄の未然防止に関わる周知を図っております。不法投棄の現場検証としましてはごみの展開調査を行い、原因者の特定に努めております。原因者が特定された場合には、直接原因者を訪問して指導し、ごみの片づけ、分別を指示しております。今後も不法投棄を未然に防止できるよう継続して取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 部長、去る6月29日の新聞報道で、市道屋我地1号線、字饒平名区の道路脇に大量の空き缶やペットボトル、ベッドのマットレスなどのごみが不法投棄された件について、市環境対策課はどのように対処したのか、ご説明願います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 饒平名区であった当該案件につきましては、令和3年6月17日に饒平名区長より通報があり、同日区長立会いの下、現場確認を行っております。現場にはベッドマットやベッド台、切断されたワイヤーメッシュ、その他ペットボトルや空き缶、介護用品、ペット用品などの生活ごみが投棄されていることを確認しております。饒平名区長より現場でのごみの展開調査の要望がありましたが、当日は天候が悪かったため展開調査は後日行うこととし、当日は不法投棄抑止のラミネート看板を設置いたしました。翌週6月24日に饒平名区長及び名護警察署屋我地駐在所の立会いの下、展開調査を実施しております。その調査において原因者特定につながる情報があったことから、名護警察署と情報共有し、調査を行っていくこととしました。展開調査後、当該不法投棄場所にあったごみのうち生活ごみについては悪臭や虫の発生が見られたことや本市の処理施設で処理が可能なことから、当日回収・処理を行っております。それ以外のベッドマットやワイヤーメッシュ等については、直ちに悪臭等を発生するものではないため現場保存し、投棄者等の調査を進めることとしました。また、ワイヤーメッシュ等については産業廃棄物の疑いがあるため、翌6月25日に沖縄県北部保健所にも情報提供を行っております。その後、6月29日に沖縄タイムスに当該記事が掲載されております。当該案件につきましては、名護警察署にて投棄者について調査をしているところでありましたが、8月6日に饒平名区長より本市に連絡があり、投棄者が現場の片づけを行ったとの報告を受けております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 次に先般、市民より匿名で一般廃棄物収集運搬許可業者のヤードに工事現場から排出されたと思われる土砂が捨てられているとの通報がありました。市として現状を把握しているのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 議員ご指摘の情報につきましては、市において現場確認を行いました。通報にあった土砂につきましては、一般廃棄物許可業者のヤードではなく、その近くに降ろされておりました。当該ヤードを管理している一般廃棄物許可業者に状況を聞き取りしたところ、8月下旬に数台のダンプトラックが土砂を降ろしていったとのことでありました。当該行為につきましては、一般廃棄物許可業者は一切関わっていないとのことであります。土砂等については廃棄物の処理及び清掃に関する法律において廃棄物に当たらないとされておりますが、赤土流出等のおそれもあることから沖縄県北部保健所に情報提供をしております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから部長、一般廃棄物収集運搬業許可は2年に一度更新手続をする仕組みとなっているそうですが、申請時の申請場所の法的規制の確認や更新の際の集積現場確認はどのように実施しているのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 過去に一般廃棄物収集運搬許可業者のヤードが農業振興地域の農用地区域内に位置していた事例があったことから、現在では許可更新申請がされた際には事業所ヤードが農用地区域となっていないか担当者より農振法担当部署に問い合わせ、確認を行っております。また、事業ヤードについては実際に現場を訪問し、状況確認を行っています。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございます。それから現在、一般廃棄物収集運搬業務の許可業者は19社に限定されているのか。また、一人の代表者が2社申請できるのか。できるとしたらその理由についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 一般廃棄物収集運搬許可業者につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、許可できる要件としまして、「当該市町村による一般廃棄物の収集または運搬が困難であること」とあります。本市におきましては、一般廃棄物処理実施計画において、一般廃棄物収集運搬許可業者を19社までと規定し運用しております。ご質問の一人の代表者が2社申請することについてですが、個人事業主が株式会社の代表となることは、個人と会社は法人格としては別人格であるため同一の代表者であっても別の法人であれば申請は可能であると考えています。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから従業員を労働災害から守るための社会保険制度等の加入状況の確認はどうなっているかお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 社会保険等につきましては、個人事業者か会社員かなどの条件により加入する保険が変わるものであります。現状としましては、それぞれの状況により国民健康保険や社会保険等のいずれかに加入することが法令上の義務であることから、当然加入しているものであると認識しております。それとは別に労働者災害補償保険、いわゆる労災保険があります。労災保険につきましても、一人でも従業員を雇用している事業所には加入義務があるため、従業員がいる事業所は加入しているものと認識しており、特段確認は行っていない状況であります。しかしながら何らかの理由で未加入であった場合、従業員が不利益を被ることも考えられることから、今後、許可更新申請時に確認するよう努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございます。それから港・城の緑地帯に5か所の駐車場スペースがありますが、緑地帯は港区の老人会が清掃作業を実施しております。時たまタイヤ、自転車、特に家庭ごみ等の不法投棄がありますが、その中でも残飯等の悪臭やその対応に苦慮しておりましたが、先般、市のほうで警告板を設置してからポイ捨てが減少しております。また、市内のとある場所には長年道路沿いに鉄くず類等が放置され、地域環境を害している場所もありながら現在まで放置されておりましたが、先日、地域の住民から昨日撤去したとの報告を受けましたので、今後、このような事態がないように対応していただきたいと思います。次に、質問事項の2 教育行政について。1点目にICTについて。指導する教員に指導力の差があると伺っておりますが、学校に定期的にICT支援員を来校させ指導してほしいという声がありますが、その状況はどうなっていますか。お伺いします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 現在、ICT支援員を5人配置しております。ICT支援員は学校の固定配置ではなく、研修や機器の不具合等の対応に当たっております。求めに応じて、案件によっては複数人での対応などをしておりまして、柔軟に運用しております。定期的に学校に来校させてほしいという声も伺っておりますが、事前に研修や指導依頼があった場合は求めに応じて対応しておりますので、事前に来校を調整していただき対応してまいりたいと考えております。また、急な場合にも、Web会議アプリを使った対応など学校の様々な求めに応じ、補習授業等も連携し対応を行っているところでございます。また現在、保守企業と連携を図りながら、この2か月間を集中して先生方の困りごとをフォローしていく体制に向けて検討をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから教育次長、教師に学ぶ意欲はあるのですが、マニュアルがなく同僚に負担をかけることに後ろめたさを覚える教員が多いと伺っております。教員が安心して学びに打ち込める環境を整備し、充実させてほしいがいかがですか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 ICTを活用した授業やオンライン学習等は、新しい教育活動に対応するためのスキル獲得が必須条件であります。対応に不安を抱えている教員がいることは教育委員会としても把握をしているところでございます。ICT支援員による支援や校内研修の支援を進めつつ、各学校に配置している情報化推進リーダーとの連携を密にしながらマニュアルの共有化と他の教員のフォローに努めているところでございます。チーム学校としての同僚性、協働性の充実に向けて教育委員会としても継続的な支援を行ってまいります。また、同僚や他学校の教員が実践した事例や教材等を共有できるように名護市の教員が共同で使用できる共有ドライブを整備しているところでございます。これにより共有ドライブで使えるマニュアルや資料、教材が閲覧できるようになっております。教員は共有ドライブにアクセスすることで先進して実践している教員の教材を活用し、研究できるようになりますので、そのような環境の整備に今後とも取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございます。本市においても緊急事態宣言の延長で分散登校から休業になり、学校現場の対応も厳しい状況と懸念しておりますので、よろしくお願い申し上げます。それから事項の3 公園整備についてお伺いします。この問題に取り組んで8年目になりますが、先ほどの部長答弁で用地取得残が16筆、物件補償残が22件との説明でした。進展は理解しましたので、今後とも精励していただきたいと思います。また、周辺の住宅地域においては、夏場になりますと蚊やハエ等の発生に悩まされ、生活環境にも影響がある等の苦情もあることから早急なる整備をよろしくお願いします。次に質問事項の4 照明灯設置について。これは同護岸エプロンは常日頃からの市民の憩いの場として、また市民、高校生等のジョギングの場として利活用されております。夜明け前や夕暮れになりますと真っ暗になり、以前には事件・事故等も発生をしております。照明灯の新設は利用者の長年の願望でありました。今回、照明灯の増設と名護市児童センターから市民会館東側までの間にアダンやユウナが繁茂しており、樹木伐採と剪定(せんてい)が計画されているという答弁でございますので、早急なる対応をよろしくお願いいたします。それから事項の5 港川雑木伐採について。これについても沖縄県北部農林水産振興センターと早急に協議しまして、対応方よろしくお願いします。次に事項の6 農業行政について。先ほどの部長答弁で現在、地下水調査及び必要用水量等から本地区における農業用水施設の概略整備構想を検討しており、本業務の取りまとめ作業中とのことですが、報告書の納品はいつ頃になるのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 先ほどの一次答弁の中で、私が業務の納期を9月30日までと答弁しておりますが、これは現在の契約の日付でございまして、先般はこの業務受託者より今回のコロナ禍の中、業務の一部について遅れがあったために期間の延伸についての申出がいま出ているところでございます。それにつきましては、補助金交付者側との調整もございますので、この調整後に、おおむね2か月程度の延伸を希望されておりますので、11月頃の完了をめどに予定しております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございました。これをもちまして私の一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前11時43分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉忍議員、一般質問を許します。 ◆比嘉忍議員 皆さん、こんにちは。今定例会も一般質問の結びとなりました。しばしお付き合いのほどよろしくお願いしたいと思っております。ただいま議長の許可をいただきましたので、議席番号19番、礎之会、比嘉忍、一般質問をさせていただきます。その前に所見を述べさせていただきたいと思います。まず、これは先日の大西区区民広報紙9月号です。6班の九年又緑道沿いに念願の街灯が設置をされるということで、市民のひろば並びに区民広報紙に掲載されております。九年又緑道沿い、長い間の懸案事項であった街灯が設置されました。これまでの地域住民から要望があった街灯設置を区から幾度となく市へ要請してきましたが、既存の電柱がないこともあり、街灯設置には多額の費用もかかることからなかなか実現しませんでした。大西区、このたび、名護市で5基の街灯を設置することができました。今の区長より以前の区長、それから前の市長時代から要請されてきておりまして、今回設置されたということであります。設置箇所は夜になると真っ暗で、タイワンハブも報告されており、青少年健全育成の観点からも絶対に必要な場所でした。2か所ある階段は付近住民や学生等が登下校時に頻繁に利用する利便性のよい場所です。区長は村瀬区長ですが、要請に携わった歴代の区長の皆様方にお礼を申し上げますとともに、区民から直接電話でその要請を受け取った公民館で、書記の宮城さとみさんをはじめ、関係者の皆様にも感謝申し上げます。後押しさせていただいた一人として感謝申し上げます。これは大西区6班の件です。もう1点、2班で空き家対策がございまして、近隣の住民から台風・強風時にこの空き家のトタンとかが飛んできて心配になるということで、台風シーズンの前に要望をいただきまして、担当部課長、部長、課長にお話をさせていただきましたが、もう更地になっています。所有者は大阪の在住だったのですが、役所からそのような督促の文書を出していただきまして、早速更地になっております。ありがとうございます。そのほかにもこれは屋部地域の市営住宅の件ですが、住民からも要望がございまして対応していただきました。細かいことは申し上げませんが、ありがとうございます。ほかの地域におきましても街灯等の設置がいま進んでいる状況もありまして、住民からの要望実現に期待しております。當山建設部長、平得地域経済部長をはじめ、担当職員の皆様、誠にありがとうございます。それからもう1点、皆さんもご承知のように、このように市内にまたビラが配布されております。私の手元には原本がなくてコピーですけれども、知り合いよりコピーを頂きました。そのビラを見た市民からの声がありますので、後ほど一般質問と絡めて、また結びにも所見を述べて活用させていただきたいなと思っております。それでは一般質問を始めさせていただきます。事項の1 ワクチン接種について。要旨の(1)これまでの優先、職域及び通常接種の状況と今後の見通しについて答弁を求めます。事項2 渡具知市長のこれまでの取組について。平成30年2月8日に名護市長に就任しました渡具知武豊市長のこれまでの取組について、多くの名護市民より大変いい評価が寄せられております。そこで、これまでの取組について次のとおり答弁を求めます。要旨の(1)公約実現に向けて。要旨の(2)北部地域の課題解決に向けて。要旨の(3)沖振法延長に向けて。事項3 今後の名護市の展望について。要旨の(1)これまでの渡具知市長の公約実現の取組を踏まえ、未来の名護市の展望について答弁を求めます。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 質問の事項1、要旨(1)についてお答えします。まず、名護市のコロナワクチン接種の優先接種につきましては、65歳以上の高齢者から始まり、高齢者施設等従事者、基礎疾患保有者と、国が定めた優先順位に従って進めてきました。県内の感染者数が深刻な状況となる中で一日でも早く市民の皆様にワクチン接種を受けていただくため、当初の集団接種会場での接種計画で1週間当たり1,352人の接種人数を2,940人まで増やすことで接種の加速化を図ってまいりました。また、6月7日からは北部地区医師会病院において1日300人の大規模な個別接種と高齢者施設等の巡回接種を実施していただくことで、次の高齢者施設等従事者や基礎疾患保有者へ早い時期に移行することができました。次の優先順位の決定は随時「名護市新型コロナウイルス感染症対策本部会議」において行っており、名護市では子どもの学びを保障し、コロナワクチン接種を受けることができない年齢の乳幼児・児童を感染から守るため、「日常的に子どもと関わる職種」を優先接種の対象として決定いたしました。学校の夏休み期間に2回目接種を終えることができるよう、7月3日から接種を開始しております。また、妊婦の優先接種では日本産科婦人科学会等から妊婦向けに発出された文書を基に優先接種を決定し、8月4日より市のホームページ等で呼びかけを行ってまいりました。受験や就職活動を控えている高校3年生や中学3年生も優先接種の対象としており、8月中旬から接種が始まっております。次に職域接種の実施状況についてお答えいたします。名護市が実施するコロナワクチン接種とは別に企業や大学が実施主体となる職域接種が市内でも行われております。株式会社カヌチャベイリゾートにおいては990人が2回目接種を終えております。名桜大学では914人が1回目接種を終えております。名護市観光協会につきましては恩納村観光関連団体職域接種において814人の2回目接種を終えております。最後に、今後のコロナワクチン接種の見通しにつきましては、これまで答弁してきましたとおり今年11月末の名護市全人口の7割の接種完了を目指して、構築してきた接種体制を維持しつつ、早期の接種完了に向け鋭意取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございます。一つだけ。名護市は8月4日から接種券を発行して、先に取り組んでいただいていると思いますが、妊婦さんに対する優先接種の他市の状況について答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 妊婦さんの接種に係る県内、他市の状況でございますが、本市につきましては答弁しましたとおり8月上旬から開始しております。本市以外にも浦添市が8月16日。宜野湾市、うるま市が8月23日と27日。豊見城市が8月26日。那覇市が8月30日。南城市が9月1日と、10市の中では本市は早い時期の取組だったと言えます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございます。昨日の金城善英議員の所見にもありましたが、本市は本島9市の中で、2番目にワクチンの接種率が高く、先ほども答弁がありました65歳以上の接種が5月12日開始。県内初の個別接種開始は6月7日、市内小中学校で勤務する先生方の優先接種開始が7月3日、学校関係者の7割となる536名の先生方が夏休み期間内の8月30日で終えると。それから先ほどありました妊婦さんに対する優先接種の接種券の発送が8月4日、先ほど答弁いただきました二次答弁です。他市、どこの市よりも先んじてさせていただいております。また高校3年生には、受験生ということで8月13日に接種券を発送し、去る9月10日金曜日には12歳から19歳までの若年層への接種券の発送と予約が開始されております。エッセンシャルワーカーの皆様をはじめ、担当部局の職員の皆様、私も何回か足を運ばさせていただきました。夜間接種の会場にもボランティアで市職員が対応していると聞き、本当に頼もしい限りで、このように県内でも類を見ない、先に進んでいる状況に改めて感謝申し上げます。妊婦さんの優先接種に関しましては、我が会派の宮城さゆり議員、仲尾ちあき議員から会派の勉強会で強い提案があり、会派で一致して提案させていただきましたし、同じく学校職員への優先接種も会派で提案し、優先させていただき、スピード感を持って即対応いただきましたことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。続きまして、議長、事項の2をお願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは質問の事項2、質問の要旨(1)から(3)についてお答えいたします。まず質問の要旨(1)につきまして、私が名護市長として名護市の発展のために掲げた公約の実現につきましては、これまでの約4年の間、スピード感を持って取り組んでまいりました。特に子育て支援につきましては、保育料、学校給食費、こども医療費の無償化を実現し、子育てがしやすい環境を整えたことは、市民福祉の向上に大きく寄与することができたと考えております。また、スポーツコンベンションの推進につきましても、名護市営球場が完成し、日本ハムファイターズの春季キャンプが再開されました。令和元年度には、名護市営球場に隣接するサッカー・ラグビー場の整備に着手をし、将来的には現在1面しかないグラウンドが2面になり、有名大学、そしてプロ選手等の助言を受けて芝の質も飛躍的に向上する計画になっております。市民のスポーツ活動の充実とともにプロチームの合宿の誘致など大きな経済効果も期待ができ、スポーツコンベンションの起爆剤として期待しているところでございます。さらには、高額な施設整備費用の負担が長年にわたる課題でありました一般廃棄物処理施設の整備について、国に対し支援の要請をしてきた結果、高補助率で整備することが可能となり、令和6年3月の完成を目指して着実に進めているところであります。そのほかにも給食センター、斎場、冷凍冷蔵施設、多世代交流施設の整備に加え、コミュニティバスの運行、名護湾沿岸のまちづくりについても事業化に向けた取組を進めているところであり、私が市民に対してお約束した公約の約8割が実現及び実現に向けて着手中となっております。市長1期目の残りの期間は、公約実現に向けて引き続き努力してまいる所存でございます。質問の要旨(2)の北部地域の課題解決と、要旨(3)の沖振法延長に関しましては、関連する部分もございますので一括して答弁をさせていただきます。この2つの案件については、名護市長としてはもちろんのこと、北部広域市町村圏事務組合の理事長やツール・ド・おきなわ協会の理事長として様々な取組を行ってまいりました。まず、北部地域の産業振興や定住条件の整備のため、これまでの約4年間で約290億円の事業費を投じて、道路や公営住宅の整備に加え、各地域における産業や防災の拠点となる施設等の整備を行ってまいりました。また、北部地域の医療機能が縮小している問題については、北部基幹病院の整備について積極的に取り組み、令和2年7月28日には、沖縄県知事、沖縄県病院事業局長、公益社団法人北部地区医師会会長及び北部12市町村長の連名で、「北部基幹病院の基本的枠組みに関する合意書」を締結し、令和8年度の供用開始を目指して取り組んでいるところでございます。また、北部地域の課題解決のための要請行動としては、私が名護市長に就任してすぐとなる平成30年7月に、北部広域市町村圏事務組合の理事長として当時の内閣府特命大臣へ北部振興事業の継続、増額を要請したところ、次年度から約10億円の増額をいただいたほか、「北部基幹病院の整備促進」や「沖縄自動車道の割引制度継続」、「北部振興事業費の確保」等についても内閣官房長官をはじめとする関係閣僚へ積極的に要請行動を行いました。特に今年度は沖縄振興特別措置法の節目の年であり、令和4年度以降の沖縄振興特別措置法について、私といたしましても、沖縄県における特殊な諸事情はいまだ解消されていない部分もあり、令和4年度以降も本法律に基づく沖縄振興は必要不可欠であると考えております。本内容については沖縄振興調査会に出席した際や上京した際に関係する閣僚や関係者の皆様に対し、沖縄振興特別措置法の継続の必要性に加え、来年度以降の北部振興事業についても事業の継続はもちろんのこと、予算増額及び要件の緩和も含めて要請をいたしました。その結果、先日、内閣府が公表したとおり来年度の北部振興予算については10億円増額した内容で概算要求がなされており、北部地域の振興・発展の着実な進展につながるものと実感しております。また、ツール・ド・おきなわ協会としては近年は新型コロナウイルスの影響で中止となった競技はあるものの、例年国内外から約4,500名の参加者や関係者が名護市を中心とした本島北部地域に集結し、自転車競技を開催しております。北部地域はもちろんのこと、沖縄県全域の観光振興並びに自転車競技の普及・促進や競技向上に大きく貢献をしております。そのほかにも本市と今帰仁村にまたがる地で計画されている沖縄北部テーマパーク事業については、本市とジャパンエンターテイメントが包括連携協定を締結し、本事業の成功に向けて観光リゾート振興から雇用促進・女性活躍に至るまでの幅広い分野にわたり密接に連携をし、着実に進めているところでございます。本テーマパークが完成した暁には本島北部地域の観光の拠点として、各地域の観光資源と連携することで北部地域全体の活性化と経済の発展に大きく寄与するものと期待をしているところであります。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 保育料の無償化等の経緯、説明させていただきました。これで先ほど申し上げました活用1です。ビラに「保育料無償化を認可外も対象にと強く提案し、実現」ってありまして、市民の方から問合せがあって、ひもといていきました。それを踏まえて二次質問をしていきたいと思いますが、皆さんご承知のように、先ほどありました平成30年の6月議会にて補正予算が提案されました。これは議事録にもありますので皆さんご覧いただいたほうがいいと思いますが、でもなかなか難しく、再議とか一事不再議とかいう文言が出てきて、結果的に比嘉拓也議員、それから現議長大城秀樹当時議員、私の3名での修正動議で補正予算が可決成立されておりますが、この平成30年の6月議会を延長して、7月13日閉会になっております。これは議事録を読んで、たくさんあるのですが、当時は認可外保育園が入っていないということで、我々の会派と公明党以外の皆さんからの提案で、財調を取り崩しての提案がありました。それに加えて、当初は我々の提案の中でもやはり補正予算に上程する日時に、国からの閣議決定されて積算とかが間に合わず、やらないというわけではないという一般質問等の答弁にも当時の政策調整官が答えています。認可外保育園については議会中「議案質疑、一般質問等でもお答えしましたとおり、認可外保育園についてもやる方向でございますという答弁をさせていただいております。」という当時の祖慶政策調整官の答弁です。それからいろいろ、基金の中身です。財政調整基金での補正が出てきたりという話で、財調の説明もされております。「第6条第3号におきまして、緊急に実施することが必要な事業、または必要やむを得ない理由がある場合に、財政調整基金を取り崩して行うということになっております。財政調整基金の取崩しにつきましては、いろいろな事業で、歳入歳出がありますけれども、その部分で、歳入部分が足りない部分、この予算編成のときに編成できない部分を、財調を取り崩して予算化するという部分で、予算全体的な部分を網羅している部分もあろうかと思っています。」とか、これで財調で補正を出されてきた修正案に関しましての質疑に対してそのような答弁があって、しかしながらあのときは賛成多数で通りましたが、再議にかけられて、それがさきの議決が否決という形になりましたね、7月2日に。そして、再度7月13日にまた同じような形で修正案が出されて可決されたのですが、再議が出されてさきの議決の否決。それから先ほど申し上げました比嘉拓也議員、大城秀樹現議長、私が発案者でそれを再編交付金で充てて認可外のものに関しても入れるような緊急に修正動議案を出しましたが、この先ほど申し上げましたチラシに書いておりますが、強く提案して実現したとおっしゃっておりますが、彼は退場しております。我々の議決の際にです。議長の再三の出席催告にもかかわらず出席しなくて、残ったメンバーで採決して成立させていただいたという運び。この議事録は私も読ませていただいたのですが、なかなか難しくて説明を受けながらやっと理解できた次第であります。それに絡めて二次質問をしたいと思います。それでその子育て無償化は平成30年の6月の議会の補正で成立させていただいておりますが、子育て無償化3事業のそれぞれの開始年月日と年間の所要額について答弁を求めます。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 子育て無償化3事業につきましては、平成30年6月の定例会で予算が認められました後、学校給食事業及び幼保助成事業については平成30年9月から実施しており、子ども医療費助成事業については平成31年4月から実施をしております。年間の所要額でございますけれども、直近の実績といたしまして、令和2年度において学校給食事業については年間約2億5,000万円、幼保助成事業については年間約3億5,000万円、子ども医療費助成事業については約1億1,000万円かかっておりまして、合わせて年間7億1,000万円ほどの所要額となってございます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございます。それでそのように年間かかって、いま現在もされているわけでございますが、先ほども申し上げました当時の提案の財調を取り崩しての補正の予算案というのは、財調の目的からしてなじまないという形で、再議でさきの議決を否決させていただいて、我々としては先ほど申し上げました3名の提案で、再編交付金を活用しての提案が成立したわけであります。再編交付金がなかった場合、この当時、平成30年6月の定例会での子育て3事業予算を可決成立することは不可能だったんでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 平成30年6月定例会での一般会計補正予算第1号において、学校給食事業、子ども医療費助成事業、幼保助成事業に係る予算を再編交付金を財源として計上いたしました。その際には関連する再編交付金基金、指定繰入金を減額し、財政調整基金を取り崩してあてがう内容の補正予算の修正案が議員から提出をされております。財政調整基金は年度間の財源調整や制度改正、災害など必要やむを得ない理由が生じた場合の財源とし、計画的な財政運営に資することを目的として積み立てられるものでございます。ご質問の平成30年6月の定例会の補正予算第1号での子育てに関する無償化事業で、財源を再編交付金ではなく財政調整基金の取崩しとした場合には、計画的な財政運営を行うということを考えますと、財政的には難しいところではなかったかと考えます。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございます。先ほどからの平成30年6月議会の議事録、財調を取り崩しての修正動議が可決されて、再議にかけられて否決して、さきの議決を否決とか、これを2回繰り返して。私たちが、申し上げます議長、大城秀樹当時の議員、比嘉拓也議員、私と3名。逆に私たち3名が提案して実現したのではないかなと思うように、これはもう議事録にもちゃんとございますので、指摘しておきたいと思っております。それから子育て無償化の件ですが、これもインターネットにちゃんとあります。現物支給されて、今年の4月1日現在での状況ですが、やはり名護市のほうが突出して他市よりも本当に進んでいます。これは本当に皆さん、このパンフレットにもありますように平成31年の4月から名護市は実施しております。3年前から実施しておりますが、他市においてはどこもまだ名護市と同レベルに来ている状況ではありません。ただ、国頭村とか大宜味村、名護市と同じように未就学児から高校生まで、現物給付なし自己負担金なしという形で進められております。それと現物給付なしということはやはり医療機関との調整が出てくると思いますが、これは市外のところでもそれをちゃんと認められていて、一番遠くの機関を利用した、遠くの医療機関とかをご存じでしたら、答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 子ども医療費の現物給付方式利用実績で、一番遠くの医療機関ということですが、令和3年度の実績としましては石垣市にある耳鼻咽喉科となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 ありがとうございます。名護の方がやはり石垣市でもそうしたサービスが受けられるということで、平成31年から先駆けて対応していただいている。本当にその保護者の方々からお礼というか、うれしい言葉が届けられて。残念ながら私、一番下の息子がもう22歳でこれの恩恵は受けられていないのですが、いま現在いらっしゃる名護市の子育て世代の方々が大きく恩恵を受けられていると非常に喜ばれている事業であるということを申し述べておきたいと思います。それから同じ事項の2の沖縄振興予算ですが、市長からも答弁がありました。この振興事業費が本当に大活躍で、市長の対応で増額されてきた部分が先ほどもありました。北部振興事業費非公共45億円、10億円のアップという形で、全体の総額は若干減ってきておりますが、そういった部分とか、北部地域には離島が多いですので、沖縄離島活性化推進事業費も10億円アップされております。これはなぜかと申しますと、ちょうど10年前は私も議員をさせていただいていて、平成23年12月、今9月ですが、ちょうど10年前の3か月後ぐらいの感覚です。ちょうど今の沖振法の前が切れて、その折衝の時期です。皆さんご承知のように100億円から50億円に減額された時期であります。あの当時の私が質問して、ちょうど同じようなやり取りの状況だったのです。私のほうから来年の3月で沖縄振興特別措置法、これは10年前の話です。平成23年12月議会、沖縄特措法、軍転特措法が切れることを踏まえ、現在は沖縄県と協力して新たな法整備に向けて政府へ働きかけをしているところではありますが、その陰であまり注目されていないことに非常に懸念を覚えます。北部振興事業費が減額されるという情報がございます。事実なのか経過報告をお願いしたいというような形で私が質問しています。最初に回答が出てきたのは当時の企画部長の答弁です。企画部長が出てきて、私は再質問で「稲嶺市長が行かれたわけでございますよね。」ということで市長にお尋ねしました。そしたら市長の答弁は「市町村会として共に行動をしたということでございます。」。これも議事録にありますので皆さん、また後ほどご覧いただきたいなと思いますが、参加された市長はこの場に同席して、どのような要望したのか。あるいは政府から減額する理由説明を市長は受けましたかと私が質問すると、答えにくかったのか、また仲宗根企画部長が出てきて何か話していたんですが、また私が再度、同行していた稲嶺市長に聞きたいわけですよということで、「説明を受けたわけですよね。」と。すると市長が当時した答弁は「中身の説明を受けたということではありません。内閣府が要求しているということを説明として受けた」と。私は今回、読み返して思ったんですが、何を言っているのかなと思ったんですけど、「内閣府が要求しているということを説明として受けたということです。」という答弁をして、説明を受けて50億円という情報があるのにこれは大変だという思いに皆さんはならなかったんですか。もっと増額するように首長たちと一緒に要請行動を政府に行うべきではないか。行いましたかという再々々質問に当時の市長は「私たちは内閣府にそのような要求、額の要求という形ではやっておりません。」と。何をしに行ったのかなという感じで、また私が質問をして、こういう要請の内容は、納得とか何とかというものではないと思うんです。先ほど申しましたように「額についての話合いはしておりません。」という答弁で、私はまた食い下がって再度質問しているのですが、これはまた当時の名護市長の答弁です。「これは名護市長としての話ではありません。みんなで一緒に行動してやったことでありまして、私が理解したとか、あるいはそれではだめですというようなことでもありません。代表は市町村会の会長の儀武町長、金武町長であります。そしてそこで主に発言をし、直接要請文を読んで手渡すのも会長の儀武町長、金武町長でございます。」という答弁です。副会長でありながらまた後々には会長は儀武町長、金武町長であり私は副会長であるので前面に出ていく場面ではないという話が10年前に繰り返されたのです。何もしていなかったという話で、私が申し上げたいのは先ほど市長から答弁がありましたように、今回同じような状況にあって、沖振法の延長、北部の地域のために、やはり名護市長という形だけではなく、北部全体の首長のリーダーシップ、本当に渡具知市長の手腕が発揮された事案が目に見えてうれしく思った次第であります。この当時、思い出すのは本当にあの当時の首長たちで、何かとお会いすると「ヤー、忍、あんたたちの市長から早く代えなさい」とかと言われる首長もいたぐらいです。これはこのような行動があったから、誰が市長になれば我々にとって幸せなのか、子どもたち、子や孫たちにとって名護市を託せる市長は誰なのかといま一度、皆さん本当に知ることができたのではないかなと思っております。ちなみにあの当時の総理大臣は野田さんでした。民主党政権、迷走に迷走した民主党政権の野田さんが総理大臣でございました。なので、誰が市長かあるいは時の政権が何かによってこんなにも大きく変わるということをぜひ市民、県民、ご理解いただきたいなと思っております。それでは事項3、答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは質問の事項3、要旨(1)未来の名護市の展望についてお答えいたします。先ほども申し上げましたが、私が市民とお約束した公約の8割が実現及び実現に向けて着手中となっております。このようなすばらしい成果を得ることができましたのも、ひとえに、私が直接市政を担当した期間において寄せられました関係機関からのご援助、ご教示、さらに温かい市民各位のご厚情のたまものであり、心より感謝を申し上げる次第であります。今後とも市政の将来を見詰め、市民と協働して市勢発展に努力してまいりたいと存じておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。私は、これまでの過去の歩みを顧みることももちろん大切ではございますが、来るべき次の世代に、今日までの歩みをどう生かしていくかにあると思っております。市民の声にしっかりと耳を傾けるという誠実さで、あらゆる予算を活用し、市民に還元をする。何よりも名護市民のために、真に住みよい社会をつくっていく道こそが大変重要だと考えております。私たちは今、かつて先人の経験したものと異なった厳しい試練に直面をしておりますが、この試練を乗り越えて明日の名護市の進むべき道を切り開いていくことこそ、現代に生きるものの責務であると存じております。これから6万3,000人余の市民が常に一体となって、ゆとりと潤いある郷土をつくるために共に歩んでいく先にこそ、今より「もっと輝く名護市」が実現できるものと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 市長、力強い未来へのあるべき姿を描いて、しっかり先ほど来申し上げましたように単なる名護市の市長という形ではなく、平素からやんばる、北部地域の首長の代表、北部地域の住民の代表という形でリーダーシップを発揮されておりますことに感謝を申し上げて、また期待したいと思います。あと5分ばかりお付き合いください。所見の第2ラウンドという形で、歴代市長と私が過ごした貴重な時間という形で、実は私は議員になる前は民間に勤めさせていただきまして、選挙スタッフとしてお手伝いをさせていただきました。比嘉鉄也市長の2期目からです、事務所のスタッフ。たしかガジュマルの今の広場の、いま舞台がある所にあったプレハブの事務所だったと思っております。3期目が市長の候補者、現職市長の日程担当という形で十字路の事務所でした。それから岸本建男市長の、これも全部、全てリアルに覚えています。1期目が事務局の次長として東江サンエー跡地、2期目も先ほどの鉄也市長と同じように現職の市長の日程担当という形で担当させていただきました。島袋市長の1期目、そのときも東江の、建男市長の選挙の1期目のときと同じ場所で事務局次長。そして2期目の島袋吉和市長の際には私、補欠選に出馬させていただきました。本当に数々の貴重な宝物の、現職の市長たちとのこのボランティアを通じての経験、体験がございましたが、全てを述べますと時間がございませんので、今日は特化して岸本建男市長とのエピソードを述べさせていただきたいなと思っております。岸本市長は本当に数字にめっぽう強く根拠がしっかりしていて、その根拠で行政政策や物事を推し進めているなという感じがありました。当時の職員にも聞いてみますと、やはり責任感が強くて職員の扱いがうまかったと。市長は「使い方を覚えなさい」というのが口癖だったそうです。また周りに対するご配慮がすごかったです。建男市長とのやり取りです。「忍君、一方を上げれば一方は下がる。下がった一方を上げればもう一方は下がる。人生ってこんなもんだよ。」と胸の内を明かしたこともございました。このような状況というのはなぜかと申しますと、日程担当でありますので、大体日程をこなしてまた明日の日程を確認しに候補者、現職の市長が来るわけです、夜遅くに。迎えに行きながら説明をして明日の段取りとかをするのですが、ご承知のように建男市長は後輩をよくかわいがられたほうだと思っております。飲みニケーションとか、連れていかれました。たまには2人で。それからあの当時の秘書役だった方と3人でとか、あるいは事務局長だった方々とか、よく連れていかれて談義をしたことが思い出されます。先ほども申し上げました現職の市長の日程担当ですので、公務の日程との調整とかいろいろその辺を任せられたという形で、今となっては本当にいい経験、体験をさせていただいたなと思っております。そういった形で先ほどの飲みニケーションの場にもよく連れていかれました。ドライバーやあるいは秘書の方が仕事の関係とかでお休みする場合には、私が代わりのドライバーとして、1対1で、この専用車の空間を共に過ごす。そのときこそ本当にいい空間だったなと、私はここぞとばかりに様々な、いろいろな質問をさせていただき、ご教示いただきました。時には運転中の私の問いに「うーん」とだけ答えて、何も答えてくれなかったんですが、全日程を終えて「ちょっと忍君、一杯行くか」という形で誘っていただいて、「昼間の話だけれどもね」と言いながらちゃんと答えて、全てのことを答えていただいたという場面もありました。このように貴重な多くの時間を建男市長と過ごさせていただきますと、もしかしたら建男市長はとても私のことを信頼していたのではないかなと勘違いしてしまうくらいでした。しかし、この勘違いが確信に変わったという瞬間もございました。そのエピソードはこの場では明かせないので、とても残念です。岸本建男市長は私たち後輩にも真摯に向き合って、様々なことを真剣に議論させていただきました。そのことはとても誇りであり、私の財産でもあります。岸本建男市長は仲間をとても大事にしておりました。役所の職員や同じ釜の飯を食う選挙スタッフやその支援者たちもです。その応援する当時の議員としては誰よりも一生懸命に、心を共に、行動を一つに選挙戦を戦った、建男市長の勝利に向けて戦った一人が渡具知武豊現市長でございます。岸本建男市長がご健在でしたら市長の誕生をとても喜んでいたのではないかなと思います。その根拠となるエピソードを紹介させていただきます。私は直接は聞いておりませんが、建男市長から直接聞いた方から情報をいただきまして、この方が建男市長に伺ったそうです。今後、未来を担う名護市長としてふさわしい議員はどなたですかとの問いに岸本建男市長はこうお答えしたそうです。「吉元義彦議員と渡具知武豊議員だね」と答えたそうです。以上をもちまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
    大城秀樹議長 比嘉忍議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。ご苦労さまでした。                              散 会(午後2時20分)...